糖質制限の食事のとり方で
菜食系と肉食系と2つあるのを知ってますか?
どちらも糖質を控える、という面では全く同じなのに、一体何が違うというのでしょうか。
菜食系も肉食系も、どちらが正しいということではないです。
ただ、将来的に骨や筋肉、肌のことを考えた場合、どちらの方がよりよい方に導いてくれるのでしょうか。
今回は、菜食系糖質制限と肉食系糖質制限について、どちらのやり方があなたに向いているのかを考えながら読んでみてくださいね。
もくじ(クリックすると移動します)
そもそも菜食系・肉食系糖質制限とはどんな内容なの?
私が菜食系と肉食系の糖質制限がある、ということを知ったのは健康に詳しいある方のブログでした。
その記事を読んでいなければ、私はまたもや『菜食系』の罠にハマってしまうところだったんです。
まずは、菜食系と肉食系糖質制限の違いをスッキリさせちゃいましょう。
●菜食系糖質制限 タンパク質は主に魚や、豆腐、納豆などから摂る。比較的野菜の摂取量が多い。脂質は控える傾向にある。
●肉食系糖質制限 タンパク質は肉、魚から摂る。豆腐、納豆、野菜などはあまり食べない。脂質はバターやチーズなどたっぷり摂る。
肉食系糖質制限はいわゆるMEC食に当たりますよね。
菜食系糖質制限は、以前の私のように菜食(マクロビオティックやローフード)を実践していた方、またはベジタリアンから糖質制限を始めた方に多い傾向のようです。
糖質制限を知って、お肉をたくさん食べた方がいいとわかっていても、いきなり『肉をバクバク食べろ』という事に抵抗があるのでしょうね(笑)
私も最初はもろにそうだったので良くわかるんです。
糖質制限では、肉と脂質をたくさん摂ることは全然OKです。
でも、どうしても、太ってしまうんではないか…健康上良くないんではないか…という考えが、頭を掠めてしまうんですよね。
特に私が驚いたのが、糖質制限を世に広めた、江部康二先生の本を読んだときでした。
糖質制限実践者の皆さんは豆腐に納豆を乗せただけとか、普通に肉の少ない野菜炒めとか…(この辺り、野菜はヘルシー、肉は悪という風潮がまだ残っているのかな、と)
>>糖質制限とMEC食!野菜果物ヘルシー神話の謎を探る!<<
単純にご飯を抜いただけの定食みたいな感じなんですよね。
もちろん、糖質制限の食事の基本は『晩酌・居酒屋のおつまみ系』ですから、ごはんさえ抜いておけばOK~(*^^)v
…って考えも間違っていないと思います。ただ、タンパク質は魚よりも肉でしっかり摂る方がオススメです。
MEC食を世に広めた渡辺信幸先生も
『お魚でもタンパク質を摂れるのは間違いないが、お肉には及ばない」と、仰っていました。
先程の例でいえば、豆腐に納豆を乗せるのではなく、豆腐と一緒にお肉を煮込んだり(いわゆる肉豆腐)炒める方法の方がしっかりタンパク質を摂れるのではないかと感じますね。
タンパク質はお肉に任せた!でも体にいい脂なら魚の脂
魚の中でも青魚といわれる部類に入る、サンマ・イワシ・アジなどはもちろんマグロにも含まれる魚脂には、EPAやDHAといったオメガ3が豊富に含まれています。
ちょっと前にブームになった『サバ缶』の時によく知られるようになりましたね。
オメガ3は女性に嬉しい効能がたくさんありますね。
■オメガ3(EPA・DHA)がもたらしてくれる効能■
●月経前症候群(PMS)改善
●うつやイライラの改善
●手足などの冷えを改善
●インスリン分泌量低下によるダイエット効果
魚油は血液をサラサラにして、血行を良くしてくれる効果があるので、冷え改善にも効くんですね。
魚にもタンパク質はしっかり含まれています。なので、肉の方がタンパク質摂取には効果的とわかっていてもお肉を食べたくない時もありますよね。
そういう時は、魚脂の効能にもあやかれる青魚を積極的に摂ってみてもいのではないでしょうか。
菜食系の糖質制限は、比較的カロリーが低めになりがちです。そういう意味でもダイエット効果が出た!と早計に思う人もいるでしょう。
でも、糖質制限(MEC食)は特別な場合を除いてはカロリーは気にしなくて大丈夫なんです。
カロリーが低くなると同時に、必要な栄養素を逃してしまわないように、菜食系糖質制限を実践したい方は、その点に気を付けて欲しいと思います。
糖質制限&MEC食のカロリー制限の有無についてはMEC食で太っちゃった!痩せるためにはカロリー制限が必要?を読んで確認してみてくださいね。
まとめ
糖質制限自体は、とても取り入れやすくいい食事法なので、ちょっとしたことで挫折して欲しくないです。
菜食系でも肉食系でも実践するのは個人の好きな方でいいとは思いますが、将来的に骨や筋肉、肌などのことを考えるのなら
肉食系糖質制限の割合を、多めにシフトしていくのが賢い選択ではないでしょうか。
私は完全肉食系糖質制限ではありません。それでも、菜食系のデメリットを良く知っているので上手くコントロールしながら実践しているつもりです。
糖質制限の魅力について語っています♪